貯穀食品経済性害虫の行動パターンについて 行動パターンと管理戦略 *穀物の内部に はこびる害虫 ひとつの穀類の中に、害虫は1卵を産み付けます。 卵は、穀類の中で成長し続けます。 穀類を製粉後もよく害虫の生息を見かける事が有りますよね。 穀物の粉体が粗挽き製品か・粉品を入れる袋の中やミシン目に特に注意が必要です。 袋のミシン目の所に害虫の幼虫が生息していることもよく見かけますね。 注意・注意です! 貯蔵食品でよく見かけるのは次の2種類ですね。 ココクゾウムシ グラナリヤコクゾウムシ。 穀物のなかを見て歩き回っているのはココクゾウムシです。 ココクゾウムシは飛べません。 羽があり穀物の周り等で飛んでいる害虫は、 グラナリヤコクゾウムシ虫ですね。 *穀物の外部に はこびる害虫 ・腐食害虫 ・2次害虫 代表的な穀物粉体内に発生する害虫はノシダラメイガですね。 ノシダラメイカは、孵化後数時間で幼虫は餌を摂取し、シルク状の糸を 歩行した後に残し始めます。 このシルク状のものは、食品の破片をくっつけ、食品や飼料産業で 使用している機械等を詰まらせ、故障の原因の1つにもなっています。 幼虫は、5~7回脱皮を繰り返えします。 終齢幼虫は、通常餌は摂取しなくなり、蛹になるための繭を作るのに 適した場所を探し歩きます。 食品の中に虫が入っていると消費者はかなりヒステリックになる。 同時に納入先の担当者もヒステリックになり、クレームも大きくなります。 製造、納品、流通商品の回収にも成りかねませんので、最新の管理戦略が 必要となります。 次回は穀物の外部に付く害虫の行動と管理戦略についてです 乞うご期待下さい。